【世界史】第1回:先史時代
こんにちは!
ローゼンです。
世界史を始めるぞー!
始めるにあたって&私的世界史勉強法は↓
※これから始まるまとめ記事は、山川出版社の教科書「改訂版 詳説世界史B」に基づいています。2010年発行のものである為、情報が古い部分もあるかもしれません(特に先史時代は何か新事実が発見されているかも…)。ご容赦ください。
まずは、先史時代。
先史時代とは
「先史時代」とは
…人類誕生〜文字が誕生する以前の時代のこと です。
ので、約500万年前〜4000年前頃までを指すと考えればOKです。
文字が誕生する前と後で時代を区別しています。
ちなみに、先史時代の次は「歴史時代」です。
文字が生まれたからこそ、歴史を記すことが出来始めたのです。!
よく「有史以来〜」とか言ったり言わなかったりしますが、
(私がすぐ思いつくのはSound Horizonのアルバム『Chronicle 2nd』に収録されている「黒の予言書」!黒の予言書/Sound Horizon-カラオケ・歌詞検索|JOYSOUND.com)
この「有史以来」は「歴史時代」を指すのですね。!
では早速、人類の誕生と進化から。
私の(字が汚い)手書きまとめも交えつつ、どうぞ!
人類誕生〜進化
約500万年前:人類の登場
人類が誕生したのは約500万年前のアフリカであるとされています。
猿から進化していった中で、どこからが「人類」なのか、というと、「直立二足歩行」をするものが人類にあたります。
最初の人類は「猿人」という種類で「アウストラロピテクス」や「ホモ=ハビリス」が属します。(他にも種類があるらしい)
簡単な打製石器(礫石器)を用いるものもいたようです。
約180万年前:原人の登場
次に約180万年前、「原人」が登場しました。
(猿人が全て原人に進化した訳ではありません。)
彼らは礫石器よりも改良された打製石器を使用し、狩猟・採集生活をしました。
また!「火」と「言語」も使用しはじめました!!
火を使えるって結構大きいですよね。
("人間が火を使い始めた"と聞くと、ギリシャ神話のプロメテウスを思い出します。 )
約20万年前:旧人
次に約20万年前、「旧人」が登場しました。
「ネアンデルタール人」がこれにあたります。
彼らは、死者を埋葬していたようで、精神文化が発達したことがわかっています。
また、石器も剥片石器になりました!鋭い!
約4万年前:新人
そして遂に約4万年前!「新人」の登場です。
今生きている私たちと同じ、現世人類に属します。
「クロマニョン人」や周口店上洞人がこれにあたります。
"周口店上洞人"って絶対テストにも入試にも出ないけど、覚えて言えたらなんかかっこよくない??笑
(調べたら"周口店"は地名で簡単に"上洞人"って言うらしい。北京郊外の竜骨山の洞窟で発見された化石。)
はい。
彼らは剥片石器以外にも動物の骨や角で作った骨角器を用い、生活をより豊かにしていました。
また、洞窟に住んでいて、洞窟の壁に描かれた絵が見つかっています!
・アルタミラ洞窟壁画(スペイン)
・ラスコーの洞穴絵画(フランス)
・アルデシュ川のショベ洞窟壁画(フランス)→見つかっている中で最古の壁画!
まとめ画像内で「ヴィレンドルフ」と書いてあるのは、オーストリアで発見された女性裸像(石像)です。像が作られた背景や意味はまだ解明されていません。が、この時代から絵画や彫刻のようなものがあることに驚きです…。
以上、人類の誕生〜進化の概観でした。
だいたい、ここまでの打製石器を用い、狩猟・採集で生活していた時代を「旧石器時代」とも呼びます。
※注意※
上述したように、新たな人類が登場した時点で、それまでの人類が全くいなくなった訳ではありません!少しずつ進化して、また世界中に広がっているので、それぞれが存在していた時期は結構被っているようです。
農耕の始まりと文明発生の基礎
ここまでの人類は、狩猟と採集で生活していました。
まだ農耕・牧畜をしていません。
ここからは、農耕・牧畜の始まりと発展についてです。
氷期の終わりと温暖化
今から約1万年前、氷期が終わり、地球は温暖化しました。
と、教科書にあります。ここで突然その頃氷期だったことが知らされます。笑笑
氷期はそれまでも何度かあったようです。
そして人類はそれを乗り越えてきた。びっくり。
それが終わった、ということですね。
氷期が終わって温暖化すると、各地で環境が大きく変化しました!
そこで、氷期を乗り越えた新人は、地域ごとの環境に適応する必要がありました。
そこで遂に!
約9000年前の西アジアで、麦の栽培(農耕)とヤギ・羊・牛などの飼育(牧畜)が始まりました!!強い。
教科書には"自然環境を改変する能力を身につけ"たと書いてあります。。。
そうだったのか。。。
農耕や牧畜は、"自然の改変"になるんですね。確かに。。。
ここで人類は
狩猟・採集が中心の獲得経済から
農耕・牧畜による生産経済に移ったのです。
これが大きな変化となりました。
食料が安定し、人口が飛躍的に増え、文明発展の基礎がきずかれました。
ここでまた教科書につらい一言が、、、
"同時に地球環境破壊の第一歩がふみ出されたといえる"
…。
この頃に第一歩が踏み出されたことになるんですか…。
だったらもうどうしようもなくない…!?、、、笑
悲しい。
他様々なものも発展してきました。
織物・土器の作成
そして石斧・石臼等の「磨製石器」!
ここから「新石器時代」の始まりです。
農法の発展と文明
農耕が始まった頃。
初期は雨水に頼る乾地農法や、肥料を用いない略奪農法でした。
乾地農法はなんとなくイメージできるけど、略奪農法とは…?
と思い、調べてみました。
略奪農法とは焼畑の一種。
肥料を使わず、そこに存在する栄養分を使い切る。
そして数年間で地力が消耗すると、他の場所へ移る農法です。
"栄養分を使い切る"から"略奪"という名前のようです!
ということでどちらも安定しなさそう…。
しかし、そのうちにメソポタミアで「灌漑農業」が始まりました!
灌漑農業とは、農地に外部から人工的に水を供給する農法です。
この、灌漑農業の始まりも、大きな変化でした…!
灌漑農業により食糧生産が安定し、多くの人々を養うことが可能になりました。
そこで、多くの人々を統一的に支配する国家というシステムが誕生したのです。
結構発展してきました。
つまり
発展には水(川)が大事!!!!
大事。
ということで、大きな川の周辺に、ついに文明ができはじめます。
ユーフラテス川→メソポタミア文明
黄河・長江→仰韶文化・河姆渡文化
などなど。詳しくは、また次回からそれぞれ見ていきます。
教科書はここでは書いてないですが、あとは
が発生しました。
私の大好きなギリシャはもう少し後の方。
金属と文字の誕生
ここからは、それぞれの文明を見ていく最初の方と、少し被る部分があります。
文明が誕生すると、宗教と交易の中心である「都市」が発生しました。
また職業分化がおこりはじめ、階級差もでてきます、、、
支配するものとされるもの、、、
(侵略する者される者…はまだ後。
侵略する者される者 歌詞【Sound Horizon】 | 歌詞検索UtaTen(うたてん))
そして遂に(また遂に)!
金属器がつくられ。
国家の政治や商業の記録の必要から文字が発明されました!
ここで先史時代は終わり。歴史時代の始まりです…!
書いてみると長かった…!
最後に、これから先各地の文明を見ていく中で
「民族」や「語族」という言葉が出てきます。
「民族」とは、言語・宗教・習慣などの文化的特徴によって分類した集団
「語族」とは、共通の言語からうまれた、同系統の言語グループ
です。
まぁ、雰囲気でわかるかな。
以上先史時代。長いですね。
人類が誕生して、今現在まで。
割合で言うと、99%以上先史時代、1%未満歴史時代、となります。
たった1%なんですね…でも約1万年の歴史。
そんな歴史時代をこれから頑張って勉強していきます!
まとめ(これだけは覚えたい!)
入試に先史時代が出題されたかどうか…
あまり覚えていません、、、
他に比べると出題されてもそこまで詳しくはないです!
これだけは覚えたい!
①人類の進化の過程
猿人→原人→旧人→新人
②それぞれに属する種と特徴
猿人:アウストラロピテクス
新人:クロマニョン人 洞窟壁画
③洞窟壁画…ラスコーの洞穴絵画(フランス)
④石器時代の区分
⑤「灌漑農業」によって文明が発展したこと
以上!!
先史時代だから、ピンク(人名)も青(事件名)も出てこない。寂しい。。笑
あとは問題ができたら、ここからダウンロードできるようにしてみます。
文明が始まるー!
文明始まった頃が一番楽しいと思う。うん。
どこからするかの順番を考えてみたんですが、
ある程度教科書通りにしていこうと思います。
それでは次回がいつかはわかりませんが、また次回。
ローゼンでした!!
第2回↓