ローゼンの雑記帳

ローランにして薔薇の末裔にしてソウルメイト!の雑記!

夏の終わり

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頑張らなきゃ、と思った
生きなきゃ、って。

誰もが忘れてもいい。
たとえ貴方さえも、忘れても。
私は、覚えてるから。
全てを抱えて、そして生きていくから。

鷹が飛び去ったあの日も
本物ではなかった恋も
儚く散った片想いも。

忘れないから。

あの冬の海も
貴方と見た、風に散りゆく桜花も
言葉も交わさず眺めた花火も
泣きながら歩いた帰り道も

貴方がくれた歌も優しさも

竜の笑顔も涙も全て。

全て、抱え込んで、
そして、前に進んでいくから。


私は、浸っていたかっただけ
とどまって、いたかっただけ
前に進むのが怖かっただけ
貴方を忘れてしまうのが怖かっただけ

少し寂しいけれど
寂しいけれど、大嫌いな8月に
別れを告げようと思った。

大丈夫、もう笑える。


大好きだから。
幸せな日々をくれたから。

幸せになれ。
「楽しくない」ってその手を離したなら
同じ手で桜花よりも楽しいものを掴め。
そして、幸せになれ。