ローゼンの雑記帳

ローランにして薔薇の末裔にしてソウルメイト!の雑記!

大切なものは

「起きて、このまま寝ちゃうよ」

「10分だけ寝かせて」

「それ起きれないやつだよ」

「15分」

「起きれないって」

「起きるから。起きなきゃいけないから。」

 

 

もうそんな会話はしない、って今日決めたのに。

今日、やってしまって。

 

そして唐突に、涙が流れました。

 

なんでこの人はこんなにボロボロなんだろう。

こんなにボロボロになるまで働いて。

 

それなのに私は私で辛くて、イライラしてしまって。

 

どうするのが、一番、この人の為になるんでしょうか。

 

朝から晩まで働いて。

帰っても働いて。

 

仕事しながら寝落ちしていく彼を

「起きて」と言うのは

寝てしまった彼が朝起きた後に、絶望感に襲われない為です。

そこで起きれても、眠たい目を擦りながら仕事をすることになる。

 

「このまま寝よう」と言うのは

見ていられないからです。

そうやって何日。夜通し仕事をする彼を置いて

私は一人で寝たらいいんでしょうか。

 

でも寝てしまったら、終わらない仕事が蓄積されていくと。

 

 

横にいる私は怠惰で

それでも仕事をしながら

仕事をしすぎている彼の代わりに

ほとんどの家事をやっています。

 

働きながら家事をするのは、なんとかできても

その上で支える余裕が、なかった。

 

言われます。

「あなた、一人だったら仕事も家事も普通にしてるでしょ」

って。

 

ひとり暮らしの家事と、二人でいる今の家事とは、何もかも違うんです。

ご飯もキャベツだけとかでいいし。

洗濯の頻度も大幅に下がるし。

食器を洗う量も変わる。

家を散らかすのも私だけ。こんなに物も溢れない。

 

それを、今は二人分を、一人でやってる。

 

それでイライラして。

ただでさえ仕事で疲弊している彼に当たってしまって。

 

どこに、幸せがあったでしょうか。

 

 

いつ死ぬかわからない世界で

こんな日常を続けてはいけないと思った。

 

考えないと。ちゃんと。

それでやっと二人で話して。

 

 

やっと彼は、仕事がつらい、と言い出した。

 

 

聞いたのに私は、結局何もしてあげられない。

 

今もそうやって。

起こすのが正解なのか

起こさないのが正解なのかも、わからない。

 

 

 いつこれを、私たちが望んだんだろう。

いや、何も望まなかったから、多分、ここにいる。

 

 

ただ、これが正解じゃないとは思う。

 

 

私は、明日死んでも、後悔はしないと思う。

大切な人に出会えて。

大切な人と3年間一緒に過ごせて。

幸せだった。特にやり残したことはない。

 

後悔はしないけど、

こんな毎日が最後は嫌だなと思う。

 

明日死ぬかもしれない世界で、今、

本当に大切な物以外のところで、こんなに苦しんでる場合じゃない。

 

 

私たちにとって大切なものは

 

大きな夢や

社会貢献や

革命や

 

そんな大それた物ではなくて

ただ、

 

一緒にこの時を笑顔で

 

それだけ。

それだけが、こんなにも難しい。

 

 

幸せは人それぞれだから

だから、私たちが世間に当てはまらない部分もある。

理解されないかもしれない。

 

 

それでも、いつかは

このまま生き続けるのなら、いつかは

向き合ってぶつかって、勝ち取っていかなきゃいけない物だ。

 

 

明日は、本当は、約束できないから。

だから少しでも後悔しないように。

 

大切なものに気づいて。本当に大切なもの。

 

大事にしなきゃ。

いついなくなるかわからないから。

 

そこを貫くのにも

きっと痛みが伴うだろうけど

 

歯車ではなく。

自分を生きなければ。生きろ。

 

 

こんな風に思える人に

出会えてよかった。

だから。

 

 

 

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