ローゼンの雑記帳

ローランにして薔薇の末裔にしてソウルメイト!の雑記!

誰かの死と、後悔。「遺言」を忘れない。

こんばんは。

ローゼンです。

 

今日は哀しみモードです。

 

 

「あした死ぬかもよ?」

という本の存在は前から知っていたと思う。

あした死ぬかもよ?

ひすいこたろう ディスカヴァー・トゥエンティワン 2012年12月26日
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でも読んだことはない。

 

そんな本がまた、本屋で私の目に入ったのは数日前。

 

その時も別に、手にも取ってない。

遠くから眺めただけ。

 

ただ、私もそう思って生きている時があるな、と。

 

論文で苦しんだり就活で苦しんだりして、

数ヶ月後を死ぬほど思い悩んで。

 

数ヶ月後生きてる保証なんてどこにもないのに。

皆思い悩んでる。

 

だから、明日死ぬかもと思って生きよう。

でも、毎日そう思ってたら、多分生きていけなくなる。

 

そしてやっぱり少し先を思い悩みながら生きる。

 

みたいな。

 

もし明日死ぬとしたら

終わらない論文を前に泣き続けるよりも

そんなもの放って、大好きな人に会いにいくべき。

 

でも、明日もその先も続くんだったら

論文を書き上げて卒業しないと

就職できない。稼げない。みたいな。

 

 

そう思ってたことをふと思い出して。

それについてもそのうち書こうと思って。

 

 

今日。

 

2年ぶりくらいに地元の親友と会った。

 

私の中では、喧嘩まではしてないけど

連絡取るの少し気まずいな、と思ってた子で。

でも連絡してみたら普通で、会う約束もして。

 

そして会えて嬉しかったんだけど。

悲しい知らせも聞いてしまったのね。

 

私が中3〜高1の時に付き合ってた元彼。

 

元彼と付き合ってた間、元彼の家族も仲良くしてくれてて。

お母さんはとても面白くて優しい人で。

 

私がフラれて、まだ引きずってた頃も

私を応援してくれた人。

 

別れた後も、元彼の妹と一緒に遊びに連れてってくれた人。

 

息子の元カノ、じゃなくて

私個人として、関わってくれた人。

 

そのお母さん、が、そんな最近ではないんだろうけど

病気で、亡くなったと。

 

 

頭が真っ白になった。

せっかくの親友との再会だから、

泣かないようにするので必死だった。

 

 

私、元彼のお母さんが、かよさんが大好きだった。

 

別れた後も諦めきれない私を応援してくれてた時

「息子にとって、貴女は大切な存在だった。

 別れた今も、貴女がくれたマフラーを捨ててないのがその証拠よ」

って言ってくれた。

 

別れた後だけど

かよさんが妊娠して、子供の名前を考えるのに

私が漢字得意だからって、私に相談もしてくれて

本当に嬉しかった。

 

私が大学に入ってからはほとんど

連絡も取ってなくて。

 

私はずっと、手紙を書こうと思ってた。

思ってて、でも書けなくて。

 

でもさすがに、東京に就職する前には書こうと思ってたの。

 

あの時、応援してくれてありがとうって。

私はちゃんと、あの子を乗り越えて、

今、本当に大切な人を見つけて、幸せよ、って。

 

伝えたかったの。

 

できれば、会って。

 

 

もう、会えない。

 

手紙を書いても、読まれない。

 

もっと、早く書くんだった。

早く、会いにいくんだった。

 

 

私は、何も知らなくて。

 

そしてまた、あの本を思い出した。

 

あした、死ぬかもよ?

 

 

昨日の夜は、大学の友達と飲んでて。

昼間、彼氏と買い物してて、もしかしたら入社前最後かもね

ってお別れしたんだけど。

 

飲みが解散してから、

もう終電も終わったような時間に

少し距離があるのに彼氏を呼んでしまった。

 

タクシー代あげるから来て、って。

もう数日間、2人で過ごすことはできないから。

最後のチャンスだったから。

会いたい、と思って。

 

2人でネカフェに泊まって。

私は何かが怖くて、

怖いと思う度にぎゅーってした。

 

後悔しないように、後悔しないように。

これが最期でも、後悔しないように。

 

 

それも思い出した。

何かが怖かったのは

この悲しいお知らせの予兆だったのかもしれない。

 

伝えたい言葉は、伝えられるうちに伝えなきゃ。

 

みんなどこかで信じきっている明日が

実は来ないかもしれないって

 

 

彩雲国物語で影月っていうキャラが言うセリフも

多分私はずっと心にあった

「明日を約束できるって幸せですね」って。

 

でも本当は、本当にはできないんだよね。

 

電車のホームに立ってて、

突然後ろの人に突き飛ばされないとは限らない

 

ビルの通りを歩いてて、上から何も落ちてこないとは

 

横断歩道に車が猛スピードで突っ込んでこないとは

 

突然、大地震がこないとは

 

限らない。

 

 

明日じゃない。

 

1時間後さえも

本当は、約束できない。

 

だからだから、

私はやっぱり、1ヶ月彼氏と離れるのが怖い。

 

いや離れてる間に死ねないでしょ

って友達と言ってたけど

 

怖いな。

 

 

帰ってから、ずっと泣いてる。

哀しみと後悔で。

 

こんなに、誰かの死に対して

後悔を感じて泣いたことはないな。

 

それくらい、毎年思ってたのね

手紙書きたいって。

 

もう元彼は私とは連絡をとってくれないし

かよさんの連絡先もわからないし

住所が私の知ってるところから変わったのかもわからなくて

 

手紙を書けないでいたけど

数%でも賭けて、手紙を出すんだった。

 

友達にたずね回って、住所を聞くんだった。

 

 

会いたかった。

伝えたかった。

 

 

いつに戻れば会えるんだろう?

なんとなく、怖くて

詳しいことは聞けなかった。

 

でも2年前?3年前に会った時はそんな話はしてなかったから

ここ2、3年なんだろうなぁ。

 

 

 

つらい。

どうしようもなくて。

多分、私だけが勝手に後悔して。

 

私たちは経験しても忘れてしまう。

でも、思い出さなきゃ。

 

今、ここにこうして同じ瞬間にいることが

本当に奇跡で、幸せなことだって。

 

後悔する前に

伝えたいことがあるなら伝えないと。

 

だからね、そうやって気まずいと思ってた親友も

誕生日にLINEしてよかったな、って思った。

 

こうやって会えた。

 

そしてつらいけど、大切なことを刻んだ。

 

後悔は多分、消えない。

いつか、もしあるなら、知ることができたら

お墓参りしたいな。させてくれるかな。

 

とりあえず、もう遅いけど

手紙を書いてみようと思う。

 

私が伝えたかったことを書いてみる。

当時伝えられなかった感謝とか。

 

送るのか、どうするかは書いてから考える。

 

 

死は悪いことなのか、悪なのか、悲しむべきものなのか

みたいな本を読んだけど

 

当人にとってどうかは別として

 

やっぱり、周りは勝手に悲しむよ。

悲しませてよ。

 

 

天国、があるかはわからないけど

神様、がいるかもわからないけど

 

こんな時、信じたくなる。

 

かよさんが、天国にいて、上から見ててくれたら。

伝わってるかもしれないな、って。

 

ね。

 

 

強くてかっこよくて憧れの人だった。

でも、儚げな笑顔の人だった。

 

大好きでした。

 

 

私は、今幸せです。

今度こそ、後悔しないように生きたい。

 

ありがとう。

友達みたいに接してくれて。

そして最後に、大切なことを教えてくれて。

 

 

どうにかして、お願いだから

届きますように。

 

Revoさんが自分の生誕祭で歌った歌。

「遺言」

 

"

毎日が―― 
誰かの誕生日で  誰かの命日だ 
祝えない朝など無いし 祈らない夜も無い

 

「また逢おうね」 
僕は笑顔で 嘘を吐く―― 
この嘘が嘘でありますように

 

僕が明日 居なくなるかも知れないから 
君が明日 居なくなるかも知れないから



今...伝えて於きたいんだ――
 
ありがとう ありがとう

【遺言】僕等これが最後かも知れないけど 
「さよなら」は嫌だから...嗚呼...5文字の【伝言】

 

唯... 遺して逝きたいんだ――
ありがとう ありがとう
"
 
知ってたのに、な。私は。
 
もう、忘れないように。