ローゼンの雑記帳

ローランにして薔薇の末裔にしてソウルメイト!の雑記!

「人生は20代で決まる」を読みました。

こんにちは!

ローゼンです。

 

 

先日、こんな本を買いました。

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人生は20代で決まる

メグ・ジェイ/小西敦子 早川書房 2016年04月07日

by ヨメレバ

 

「人生は20代で決まる」

 

怖いタイトル。。。

 

しかし…そうですね…

怖いけど、やっぱり重要。

 

特に女性には読んで欲しい!!!!

と、私は思いました。

 

ちなみに私は今24。今年25になります。

遅くはないけど半分は過ぎているという状況。!

 

 

この方はアメリカの心理学博士で

TEDでもスピーチをして有名になったみたいです。

www.ted.com

 

 

 

タイトル通り仕事や恋愛において20代という時代がいかに大切であるか、ということを科学的根拠や、自身のカウンセリング内容から、説明されています。

 

章立ては

①仕事

②恋愛

③脳と肉体

の3部構成です。

 

その中で私が興味深かった見出しをピックアップすると…

①仕事

 アイデンティティ・キャピタル

 ゆるいつながりこそ大事

 潜在意識に耳を傾ける

 カスタムメイドの人生をつくる

②恋愛

 結婚をまじめに考える

 家族選び

 同棲は得?それとも損?

 似た者どうし

③脳と肉体

 自信はどこから生まれる?

 折り合って、前進する

 妊娠と出産と不妊の問題

 ハッピーエンドから逆算して人生を設計する

 

です。それでは各部の紹介&感想!

 

①仕事

 

この章はなんとなく、そこまで刺さりませんでした。

というのも、アメリカと日本の雰囲気の差のようなものを感じたからです。

 

30代は新しい20代!

20代はモラトリアム期間、30から本気になればいい

20代のうちに遊ばなきゃ!

 

だから定職には就かない。

みたいな雰囲気って、日本にはないような…

 

 日本では、少なくとも私が感じているのは

大学に行って、できるだけストレートでできるだけいいところに就職しなきゃ…

なんですよね。

 

確かに私の地元では、

高校を卒業してすぐ働き始める人もいて

それは正社員ばかりではないですけど。

 

若者全体の雰囲気ではない、かなぁ。

 

だから、遊んでる場合じゃない!と言われても

いや遊んでない!って感じです笑

 

自分探しは大事だけど、同時に資質獲得も大事。

アイデンティティ・キャピタル」って言うらしい。

 

それは少し刺さったかな…。

目標を明確にして、それに向けての計画を立てること。

 

私は目標がないし、今は仕事のモチベも下がってる…。

ワンチャン辞めてもいいんじゃない?って思ったけど

まだ早いかな。

せめて何か、ここではこれを身につけた!

と言えるものを得てから、かなぁ。

 

ってか目標を探そう。

ブロガーになりたい!

タロットを本気でやりたい!

とかならもっと時間取らないとな、!

 

さらにこの章で興味深かったものは

「ゆるいつながり」が大事ということ。

 

いつもつるんでいる、おきまりの、お気に入りのメンバーではなく

あまり関わりのなかった人が仕事を持ってきてくれたり、

手助けして仕事を成功に導いてくれたりする。

 

まぁ、だからもっと外と関わろう!ということでもあるのですが、、、

難しいな、、、

 

 

②恋愛

 

ここで重要なのは

「結婚については、結婚相手を見つける前に考えないと」

ってことです。一般的には!

結婚を思い描いてから、ふさわしい相手を探す事が大事。

 

私はもう見つけている。ので大丈夫。

 

そしてもうひとつは

「なんとなく」で始めた同棲は危険!という事実。

 

 最初

「同棲は得?それとも損?」

っていう見出しを見た時、

ドキッとしましたよ。

 

この書き方は明らかに「損」って言いたいやつだ。

そして私は今同棲をしている。。。!と。

 

しかし読んでみたら

結婚を前提としていないもの、や

結婚前の試験として、見定める目的のもの

は、上手くいかないみたいです。よかった。

 

私は結婚すると決まってから(いやプロポーズはまだだけど)

同棲を始めたので大丈夫大丈夫、、、

 

何故上手くいかないか、は、是非この本を読んでみてほしいと思います。

 

 

③脳と肉体

 

私が一番うろたえたのはこの章でした。

 

脳については。

 

前頭葉というのは脳の中で最後に発達する部分で

そこがラストスパートで発達するのが20代らしい。

 

ので、何か新しいことをしたいなら20代のうちがベスト!!

言語とかは特にそうだろうなぁ、、、と

英語をしなければならないという現実に明るいような少し暗いようなニュース、、、

 

 

そして肉体。

 

女性の妊娠率についてありました。

 

衝撃のひとつめ

「妊娠率は28才がピーク」

 

女性の社会進出や院進が増えてきた今、

伴って結婚の平均年齢もあがってきています。

寿命も伸びているし、とは思いがちですが

妊娠出産についての限界が引き伸ばされた訳ではありません。

 

それを、私たちは忘れがち。

 

30くらいでいいや

 

と漠然と考えてはいるけど。

それってきっと仕事も一番いい(大変な)時なんじゃ?

同時にやれるの?

 

今私は24。

もう、遠い未来の話では全くないな、と

思い知らされました。

 

しかしここで何が問題かというと

私たちはまだ、子供を欲しいかどうかについて決めきれてない、ということ。

 

先日ブログでも書きましたが

rosenstern.hatenablog.com

 

まだ決めてない。

から、産むんだったら早く決めなきゃいけないんだ。

と改めて認識させられました。

 

衝撃のふたつめ

「妊娠率は〜35才が20〜25%、40才で5%、41才で3%、42才で2%…」

 

これは人工授精とかは除いた、自然に妊娠する確率です。

 

私はこの文章を読んで、泣いてしまいました。

私の母は、私を42で妊娠したからです。

 

私は、2%の確率で着床し、

また100%ではない確率で、そして帝王切開でやっと、生まれてきたのか、と。

 

生命の誕生は等しく奇跡ですが

その中でも私は、なんという奇跡で生まれてきたんだろう、と。

 

数字をつきつけられて本当に実感しました。

 

涙を流したのは

その奇跡に感動したのか

母親に感謝したのか

ここにはいなかった可能性の大きさに恐怖したのか

その全部だったのか

 

よくわかりません。

よくわからないけど、号泣してました。

 

彼氏が驚いて、私を慰めにきました。

なんで泣いてるのか、と聞かれ

 

上記の妊娠率の話

母が私を42才で妊娠した話

だから私が生まれてきたのは奇跡なんだということ

 

をなんとか伝えました。

 

彼氏は

「そうだよ。そうだね。」

「だから俺は出会うことができた。」

「生まれてきてくれてありがとう。」

 

と言ってくれました。

ここで

「14文字の伝言!!」

と叫ぶ気力はありませんでしたが、心の中では思ってました←

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とにかく私が生まれたのは奇跡で

そしてこの数字は、知っておかなきゃいけない

と強く思いました。

 

同年代の友達と、多くの女性が。

 

しかし私が「妊娠出産のタイムリミットは意外と近い」と

恐怖していることを、大声では伝えづらい理由があります。

 

「あなたは結婚を決めた恋人がいていいわね」

ということです。確かに。

 

「 相手すら見つかってない私はどうしたら?」

 

と言われてしまうと何も言えません。ごもっとも。

ので言いづらい、、、

 

ただしかし。

多様化の進んだ現代では

 

結婚して子供を産み育てること

が絶対ルートではありません。

 

だから、

「子供はいらない!」

と決めている人は別に、焦る必要のないことです。

 

だからこの本は「結婚しなきゃ!」「子供を産まなきゃ!」という本ではありません。

結婚するつもりなら。子供を産むつもりなら。

 

知っておいた方がいいこと。知っておかなければならないこと。

がたくさん詰まっている本です。

 

もちろん、仕事に関しても。

 

 

まとめ

 

最近ニーチェを読んでいる私には、

なんというか、近いというよりは遠い話に聞こえました。

ニーチェと。

 

いや、別にそういう訳ではないんですけど。

 

むしろ、最近の私のマインドとは遠い考え方なのかもしれません。

「人生設計をする」というのが。

 

しかし本書でも言及されていました。

 

最近の若者は、メメント・モリに寄っている傾向がある。

 

メメント・モリ=死を覚えよ

 

それは私が常々考えていることです。

 

今日、いや1時間後死ぬかもしれないのに

私は何故つらいことを頑張ろうとしているのか?と。

 

ここで対する言葉が出てきます

メメント・ヴィヴィ」

生を思え、と。

 

この先も生は続くということを思い出す必要があると。

 

私は完全に忘れているわけではありませんが

 

今日明日死ぬかもしれないという可能性 と

この先50年生き続けるかもしれない可能性

 

の間で何をすべきかについて揺れているのです。

そこに明確な答えをくれる、という訳ではありませんでしたが

 

後者の可能性について考えさせてくれる、

また考えなければならないことを教えてくれる本ではありました。

 

おすすめです。!

20代終わりかけだから、、、とか30だから、、、とか関係ない。すぐ読むべき!

 

 

そろそろ本を紹介する記事のフォーマットを

定めた方がいいかなあ〜と思い始めた今日この頃。

 

 

それでは。

ローゼンでした!

 

人生は20代で決まる

メグ・ジェイ/小西敦子 早川書房 2016年04月07日

by ヨメレバ

 

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